東洋タイムス

アルコール除菌剤 アルクリーナーシリーズについて

2020/04/03

こんにちは。ブログの中の人です。

コロナウイルス:新型肺炎の感染が広がりをみせ、弊社にも問い合わせを多くいただいております。

ちょっと知識をつけつつ、

東洋化学商会が扱う、【アルクリーナー】についてご紹介します。

 

エタノール?


 今日、除菌、殺菌、消毒剤のアルコールは主にエタノールが多く利用されているそうです。

アルコールの中でも比較的安全で、除菌効果も高いことが理由のようです。

エタノールはアルコールの一種で、別名エチルアルコールとも呼ばれています。

消毒や殺菌のほかにも、溶剤や燃料として使われることもおおく、

私たちの生活にかなりなじみのある成分です。

大人の飲み物の『お酒』もエタノールが含まれた飲料の総称で、

酒を酒たらしめている化学成分がこのエタノールだそうです。

揮発性が高く、保管には必ず密閉した容器を利用し、冷暗所で保管すること、

引火点が非常に低く、非常に燃えやすいため、火気には十分に注意しなければなりません。

 

図:参照)経済産業省 アルコール事業→ サイト

 

日本で主に市販されているエタノールといえば、ドラックストアなどで見かける

下記3点ではないでしょうか?

●無水エタノール(99v/v%)

●エタノール(95v/v%)

●消毒用エタノール(約80v/v%)

これらは、国が制定した規格に合格したアルコールのことで、

【薬局方アルコール】とも呼ばれ、発酵アルコールから作られます。

また、日本薬局方の基準をクリアした製品でかつ薬剤師が製造管理をしているもので、販売にも製造にも免許が必要です。

 

除菌に向いているのは『消毒用エタノール』になります。

エタノールの最適除菌濃度は70~80v/v%で、80v/v%以上になると逆に除菌力が低下します。

70~80v/v%だとアルコールと水分の量の割合がちょうどよく、
しみこんでいく速度や、蒸発する時間が適度なので、殺菌効果が最もあがるからだそうです。
濃度が高すぎると、消毒する前にエタノールが蒸発しきってしますのです。

参考)日本食品洗浄剤衛生協会→サイト

 

ですので、アルコール濃度が高すぎる場合は、水などで希釈して適度な濃度にする必要があります。

 

弊社で扱っているのは、化学工業用アルコールで
薬局方に沿った試験等を通過していないため医薬品ではなく、「消毒」や「殺菌」を
表示することができません。また、手肌(人体)への使用は不可となります。

 

 

菌?滅菌?違いは?


 ドラッグストアなどの売り場で、迷ったことはありませんか?

除菌・・・?消毒・・・?ん、殺菌?    一体何が違うのか。

調べると違いがあることがわかります。

参考)日本石鹸洗剤工業会→サイト

 

■除菌■

菌を減らし、清浄度を高めること。

どの程度減らすかも定義はなく、石鹸で洗ったり、水で洗ったりすることも極論「除菌」となります。

この「除菌」という表現は洗剤や漂白剤などの「雑貨品」の表示に多く見られます。

これは、薬事法上、「消毒」「殺菌」という表示が医薬品や医薬部外品でしか使用できないからです。

例え上記の効果があっても、「雑貨品」には使うことができません。

 

■滅菌■

すべての菌(良い菌も悪い菌も含め)を完全に死滅させ除去すること。

菌にたいしてはもっとも厳しい対応となり、日本薬局方では微生物やウイルスが

100万分の1以下になることをもって、「滅菌」と定義しているそうです。

人体に対してというよりは、器具などに対して使用する用語です。

 

■殺菌■

菌を殺し・死滅させること

ただ、この用語には殺す菌や、程度を定義しておらず、一部の菌を殺しただけでも

「殺菌」となります。

また、薬事法上「医薬品」「医薬部外品」でしか使用できない表現となります。

 

■消毒■ 

菌を死滅または除去させ、害のない程度まで減らしたり感染力を失わせ、毒性を無力化させること。 

消毒の手段としては薬物の他に、煮沸消毒や日光消毒、紫外線消毒などの方法もあります。

また、薬事法上「医薬品」「医薬部外品」でしか使用できない表現となります。

 

■抗菌■

菌の繁殖を防止すること。

菌を殺したりするのではなく繁殖を防止させるが、その対象となるものや程度に関して

定義はありません。

 

 

 

濃度?


 小学生の時に、塩分濃度というのを習っているかともいます。濃度を表すには三つの方法があります。

①wt%またはw/w%(ウェイトパーセント)

重さで考えたときの濃度です
溶質の重さ÷全体の重さ

例:5gの食塩と95gの水で100gの食塩水を作る

 5÷100=0.05   5wt%

 

②vo%またはv/v%(ボリュームパーセント)

体積で考えた時の濃度です
溶質のリットル÷全体のリットル

例:10mlのエタノールと90mlの水を混ぜて、100mlの混合液をつくる

 10÷100=0.1   10Vo%

 

③mol%(モルパーセント)

物質量で考えた時の濃度です
溶質のモル÷全体のモル

例:2molの物質Aと8molの物質Bを混ぜた混合液における物質Aのmol%

 2÷10=0.2   20mol%

 

①にくらべて、②や③は使う機会は少ないそうですが

覚えておいてもよい知識ですよね!

また、wt%⇔vo%の換算表もインターネットを検索していたらありましたので

リンクを張っておきます。換算表

 

 

使用する際には必ず注意事項を読むべし!


 上記でものべましたが、弊社があつかうのはあくまでも工業用アルコールを主とした製品で医薬品

ではありません。人体への使用は適用外となります。

製品の注意事項をよく読んで、正しく使用しましょう!!


▶▶弊社で扱うアルクリーナーシリーズ

 

 

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